
内容
染色作家/アーティスト・美貴惠による個展です。
ろうけつ染めや絞り染めなどの染色技法を主に用いて、インスタレーション、平面作品、物販を中心に展開します。
会期中には、山口創士氏による不定期でのサクソフォン演奏や、演奏家たちによる公演を開催し、空間を使った音楽との融合を試みます。
作家よりコメント
私はこれまで、魂や異界を題材に制作を行ってきた。
それは生を考えることであり、死を考えることであり、こちら側とそちら側、その境界に目を向ける行為でもあった。
世界は明確に分断された箱の集合ではなく、小さな砂利のような境界が重なり合い、かろうじて均衡を保っている状態に近い。
本展のタイトルである「さいたら畑(才太郎畑)」は、民俗伝承の中に見られる、人の領域とそうでないものの領域がゆるやかに重なり合う場所のイメージを手がかりにしている。
それは遠くにある異界ではなく、日常のすぐ隣にひそむ境界の気配でもある。
染色では、染料が布に浸透し、滲み、留まりながら形を生む。その過程には、境界が生まれ、揺らぎ、再び現れる瞬間がある。
私は近年、そうした現象そのものに意識を向けながら、ろうけつ染めや絞り染めといった技法を用い、布の上に現れる境界のあり方を探ってきた。
本展では、「さいたら畑」という象徴的な場所を手がかりに、人と異界、生と死、自然と存在の境界が静かに揺らぎ続ける様子を染色作品によって空間として立ち上げることを試みる。

作家略歴
染色作家/アーティスト:美貴惠
神奈川県生まれ
2019年 多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業
現在、首都圏を中心に展示会出展、イベント参加、ワークショップ講師など活動中
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<展示会>
2021年 個展「小満の候」 / フリュウ・ギャラリー(東京)
2022年 個展「雷の森」/ Art gallery OWL
2023年 個展「望色の磐屋」/ Art gallery OWL
2025年 2人展「意に染める」/ GALLERY AND LINKS 81(東京)
2026年 Material and Form -テキスタイルがひらく造形- / Hideharu Fukasaku Gallery & Museum(横浜)
そのほか個展、グループ展多数出展


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