内容
絵画作品,陶芸作品等 およそ50点の展示
主催よりコメント
それぞれに活動していたいとこ、はとこ達が集まって、展覧会を開くはじめての試みです。
神崎ファミリー展とは??
神崎喬四郎・もと夫婦には、4男4女の8人の子どもがいました。「神崎ファミリー展」は、この8人きょうだいの子どもたち、さらにその子どもたちが参加して、はじめて一緒に行う作品展です。
喬四郎は教師で日本画家。もとは、趣味のレース編みで受賞するような人でした。
坂出(香川県)で初めて東京音楽学校(現東京藝術大学)に入学した長女・節子、地元に残り、テーラー神崎を興し、高級紳士服の仕立て職人だった次男・高久、詩人だった次女・久子、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業して画家になり、後に陶芸家に転身した三男・正樹、正樹の同級生である画家・徳本立憲と結婚した三女・佐知、そして、美校に入学した兄たちよりも絵が上手かったけれどエンジニアの道を選んだ四男・博。
それぞれ好きな道を選んだ8人のきょうだいが育った神崎家は、訪ねる人が絶えず、いつも音楽で満ちていたそうです。昭和初期の田舎町には珍しい、そんな家族が私たちのルーツです。
今回出品している神崎直夫は、四男・博の長男、遠藤秋輔は、その子ども。加藤麻里は、三男正樹の長女、加藤富夫は夫、加藤靖子はその子ども。徳本恭造は、三女・佐知の長男です。
この文章は8人きょうだいの末っ子、四女・佐日の長女・若尾紗也子が、今は亡き母に聞いた話をもとに書きました。