内容
手描きの建築図面 (トレーシングペーパーに6Bの鉛筆) 18点
ハガキ大の日常の京都の路地裏のスケッチ(ダンボール紙等に万年筆と鉛筆)80点
作者よりコメント
建築図面について:
建物が美しくなってきている、とは云え どこか人工的な匂いが漂う。
建物自身もそうであるが 施工前の図面製作行為もCADに移行し、何かが欠けつつある。
そんな思いから以前の方法「手描き図」に少し手を加えた図を作ってみた。
パソコン図面ではなく 手書き建築図面である。
スケッチについて:
建築の設計をしているとプランニングに詰まることが度々ある。
そんな折には近くの東本願寺まで歩いたり 自転車で少し遠くまで散策に出かける。
スケッチは其の時 印象に残った場所を描いている。
路地風景が多いのは生まれ育った御所南の実家も 現在住んでいる下京区の実家も路地の奥に位置している為。
潜在的に好印象を持っているのかもしれない。
観光京都ではなく 日常キョウトの佇まいと云う事で タイトルは「路地時間」。
作家略歴
1948年 洋裁屋の次男として京都御所南で生誕
夏休みラジオ体操皆勤賞授受
独楽廻し、凧揚げ、面子・ビー玉を勉学
10代 幼馴染と富小路公園の空き地に小屋を自力施工
3畳間自室設計・施工
現 京都工学院高等学校卒業後 ヤマトマネキン(工芸会社)入社
20代 京都デザインハウス入社
30代 佐々木・徳本デザイン事務所 設立
50代 高倉事務所設立
路地研究会理事(会員2名)
路地時間 スケッチ 個展 / ギャラリー久楽