内容
型紙彫刻、切り絵作品
20〜30点ほどの展示予定
作家よりコメント
今回のテーマは「一月三舟(イチゲツサンシュウ)」
一月三舟とは同じ一つの月でも、停止している舟から見れば止まって見え、北へ動く舟から見れば北へ動いているように見え、また南へ動く舟から見れば南へ動いているように見えるということから
色んな角度、方向から視点の変わる正解のない切り絵作品を展示できればと思っております。また地下では、切り絵を始めてから、これまでの制作した作品を一挙に展示予定です。
作家略歴
切り絵を独学で始め、その後京都の伝統工芸士に弟子入りして型紙彫刻を学ぶ。師匠が亡くなり、上京してからは全く新しいスタイルの現代切り絵を目指して創作に打ち込んでいる
古い建造物やビルの裏、廃墟など人に作られ、使い続けられたモノに惹かれ。ユニークな角度からそれらを見、色彩も実際にはそこにない色を何層にも紙を重ねて切り出していくという独自の「切り絵」の表現方法を編み出しました。
「斬新なアングルで切り取った構図と、色の組み合わせの妙」が特徴的である。
また師匠の意志を継ぎ、伝統や技術を伝えていくために、学校での切り絵教室や、イベントで大型切り絵ライブパフォーマンスなど「切り絵」の魅力を広める活動にも力を入れている。
