
内容
写真作品による個展です。
横須賀を中心に、神奈川県内で撮影した写真を軸としながら、場所が明確に特定されにくい風景や、記憶の中で曖昧になっていく像を中心に構成します。
写真という媒体が持つ記録性と、時間の中で滲んでいく記憶とのあいだにあるずれをテーマに、不鮮明な写真、反射、光、壁面、街の質感、誰かの気配のようなものを扱います。
作品点数:A1サイズ 13点程度/L版サイズ多数(変更あり
関連制作物:制作冊子『記憶は点で滲む。』
作家よりコメント
写真を撮るという行為は、どこか点を打つことに似ている。
目の前に見える景色を、直感的に良いと思った瞬間にシャッターを切る。
しかし、点を打ったはずの記憶は、時間とともに少しずつ滲んでいく。
何が良かったのか、なぜそこで立ち止まったのか、何が写っているのかさえ、曖昧になることがある。
記憶というものは、ひどく信頼できない。
それでも僕は、その曖昧で、不鮮明で、しかしなぜか温かみのある記憶を、写真という媒体に保存し続けている。
僕にとって写真を撮ることは、記憶に点を打つことなのかもしれない。

作家略歴
北野謙太
1994年生まれ。神奈川県横須賀市出身・在住。
写真家/詩人。
横須賀を中心に、都市の喧騒、反射、ノイズ、記憶と記録の曖昧な境界をテーマに制作を行う。モノクロームのスナップを軸に、写真集、詩、展示などを通して作品を発表している。
2024年、写真集『群衆に紛れて Vol.01』を制作。同年8月、初個展「群衆に紛れて – kitano.kenta Solo Exhibition」を開催。
同年、写真集『横須賀 VOL.2』を制作。
2025年、写真集『千変万化 VOL.3』、詩集『正渇』、写真集『横須賀 separate volume』を制作。
2025年9月、Art Gallery OWLにて個展「横須賀〜正渇」を開催。
2026年5月、ととら堂にて個展「夜の肖像」を開催。
主な掲載:神奈川新聞、タウンニュース、IMA ONLINE ほか。
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