黒猫モモ展「茶飯事?」2021/11/20-28 11:00-18:00

当たり前、当然、日常、普段。いつも見えている自分の世界と周りが見る世界は違うのかも知れない。

切り絵作家:黒猫モモによる関東初の個展.関東に移り住み,感じた空気や日常茶飯事な風景を切り絵で表現しています.日本の伝統工芸である「型紙彫刻」も展示.*入場は無料です.

「トバリ」
「茶飯事」

 京の伝統工芸である型紙彫刻を習得した作家黒猫モモによる個展「茶飯事?」では,昨年,京都から神奈川に移住した作家が生活の中で出会った景色や事象を切り絵で表現します。新たな表現として「風景」に重きを置いた作品を中心に展示.視点を変えることで得られる新鮮な体験を切り抜いた作品群は,繊細でありながら大きなメッセージ性を感じさせます.それと同時に,ここ数年で大きく変化した日常や当たり前だと思っていた事柄は,見方によって大きく異なることに気付かされます.見た人の持つ日常のイメージが一新され,いつもの風景が少し楽しくなる,そんな個展となっています.ライブ切り絵パフォーマンスも企画しております.是非お越しください.モダンな作風の切り絵だけでなく,伝統的な手法を用いた型紙彫刻も展示します.

作家よりコメント

 今回の展示に関しては関東に来てはじめての個展になります。関東に来て約一年たちましたが、コロナであまり大きく活動は出来ずもやもやしたりすることも多かったのですが、そんな中でも色んな人と出会えたり、色んなものを見れて自分が感じた思いや、出会った人達やこれから会う人に黒猫モモの作る世界というものを何かを伝えれたら嬉しいです。「茶飯事❓」で展示する作品は普段みる風景でもどこか違ったり、「綺麗」だけでなく、わからないけどどことなく懐かしいと感じる…など,少しでも不思議な感覚になってもらえたらと思い制作しております。

略歴

 1989年生まれ、福井県出身。18歳より京都に移住。ある日突然切り絵を始めたくなり独学で学び始める。切り絵を通じて、京の伝統工芸である型紙彫刻に触れ、伝統工芸師に弟子入りして型紙彫刻を学ぶ。機械、飛行機、車・バイク、建物・・など、人の手で生み出されたものを、伝統的な技術を用いて切り絵に落とし込んでいる。エアブラシを用いた調色や、和紙など様々な種類の紙を組合わせた、鮮やかで深みのある色合いが特徴。

 「カッコイイものを切り絵の手法で残していきたい」という想いで作品を生み出し続けている。より一層切り絵に専念すべく2020年に上京。切り絵ライブなどの新しい表現方法に挑戦しながら活動を続けている。

1989年:福井県に生まれる
2015年:「切り絵」「模型」を始める
2016年:京都の伝統工芸師(故)和田則昭氏に師事。「型紙彫刻」を始める
2017年:ウェルカムボードの受注制作、作品の出品を開始
2018年:『隔月刊 スケールアヴィエーション』にて「MOMOの航空切り絵ノート」を連載開始.海堂 1/35ガチャーネン『悲しい色やネン』限定販売品を切り絵でデザイン
2019年:造形作家 ボンゲ式さんと二人展「妄想具現楽市」を開催
2020年:京都にて初の個展「黒猫モモ展(猫まっしぐら)」を開催
2021年:京都の「小紋屋 高田勝」コラボ。 型染めトートバックのデザインを手掛ける

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「群青」